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 動物病院の集客には看板が効果的!作成の流れや注意点は? 

公開日 2023.10.27 更新日 2023.10.30

動物病院の集客には看板が効果的!作成の流れや注意点は?

動物病院で集客について検討しているのであれば、看板を設置するのがおすすめです。ただ、単純に動物病院の名前を書いただけの看板を設置しただけで効果があるとはいえません。

 

そこで、看板の設置を検討している方のため、動物病院で看板を設置する目的や押さえておきたいポイント、看板作戦の流れを紹介します。この記事を読むことによってどのようなことを意識しながらどういった看板を作れば良いかがわかるので、ぜひ参考にしてみてください。

広告費の目安について

先に広告費の目安について確認しておきましょう。

 

看板を作る場合、道路に向かって敷地内の壁面や柱から出ている袖看板の場合、費用は20万円以下が相場です。一般的な置き型のスタンド看板は10万円以下、壁面看板は35万円以下を目安にしてみてください。

 

一つの目安として、年間の広告費は売り上げの3%前後にすると良いと言われています。広告費には、看板以外にもテレビCMや新聞広告、雑誌広告、ラジオ広告、折り込みチラシ、Web広告などが含まれます。
これらの方法は継続して出稿するのに費用がかかってしまいますが、看板は壊れない限り一度作ったものを使用し続けられるのが特徴です。

 

製作するタイミングでは費用がかかるものの、翌年以降は総合的な広告費を抑えて効果的に宣伝できるでしょう。

動物病院で看板を設置する目的

動物病院の集客で看板の設置はとても効果的とされています。看板を設置することによって来院率と認知度を上げる目的があります。

来院率を上げる

看板の設置によって、来院率を上げることが可能です。わかりやすい看板を設置しておけば患者の目に留まる機会が多くなることから、来院率も上がることが期待できます。

 

関連記事:動物病院で効果的な集客方法とは?押さえておきたい成功のポイント

認知度を上げる

飼い主に選んでもらい来院してもらうためには、まずは動物病院の存在を知ってもらわなければなりません。集客には看板以外にもさまざまな方法がありますが、看板を見つけたことでそこに動物病院があることを知り、訪れたといった方も多いです。

 

特に道路から見えにくいところにある動物病院の場合は、目につきやすい位置に看板を設置しておくことにより認知度を高めることが可能です。

 

看板は、実際に通行人の目線に立って考えることが重要です。例えば、歩いている方に発見して欲しいのに看板の位置が高すぎて目に入らないといったことがないように注意しなければなりません。
車で走っている方からも目に付きやすいように看板の発見性を高めるための工夫を行うことも重要です。

 

看板は単純に動物病院を見つけてもらうためだけのものではありません。デザイン性も考慮し「何となく感じが良さそう」「この動物病院が気になる」といった認識につなげる必要があります。

動物病院の看板を設置するうえで押さえておくこと

動物病院の看板を設置する際、まずは看板の種類から考える必要があります。

 

例えば、道路に設置するスタンド看板のほか、建物の壁に設置する袖看板や壁面看板です。また、動物病院自体に設置する看板ではなく、道路から見えやすい位置に「直進2km右」のように案内を掲載する自立タイプの看板も認知度の向上に役立ちます。

 

それから、例えば動物病院の前に看板を設置するのが難しいような場合はウインドウサインと呼ばれる窓ガラスにシートを貼るタイプの看板を検討してみると良いでしょう。病院名のほか、電話番号や診療時間などを掲載すれば壁面看板の代わりとして活用できます。

 

看板の効果についても確認しておきましょう。看板を設置してそれをきっかけに来院してくれた方がいたとしても、きっかけが看板であることに気づけないことがあります。
可能であれば新患用の問診票にどのような形で当院を知ったのかチェックできるリストを設けると良いでしょう。

 

もし、看板にチェックをつける方が全くいない場合、効果的な形で看板の設置ができていない可能性があります。設置場所や看板のデザイン、内容などを見直すことも重要です。

動物病院の看板を作成する流れ

 

実際に看板を作成しようと考えた場合、どのような流れで進めることになるのか確認しておきましょう。看板作成の流れを解説します。

看板のイメージやデザインを決める

初めに行っておきたいのが、看板のイメージやデザインを決める作業です。

 

近年の看板ではロゴを入れるものが定番であるため、ロゴデザインについてもよく考えておきましょう。動物病院ということもあり、動物を盛り込んだロゴにしている動物病院が多いです。製作会社にロゴの作成を頼む場合は、イメージをできるだけ明確にして伝えることが重要になります。

 

他にも、看板は何色をベースにするのか、どのような内容を掲載するのか検討しましょう。看板全体のイメージを考えてから細かいデザインについて検討してみてください。

デザインの注意点

デザインを考える際は、わかりやすさを重視しましょう。伝えたいことがいろいろあるからといって情報を詰め込んでしまうと一番いいたいことがわからなくなったり「読みたくない」と感じられてしまったりする恐れがあります。

 

看板に入れておきたい内容としては、病院名、対応しているペットの種類、受付時間・休診日、住所・電話番号です。また、駐車場の場所がわかりにくい場合は駐車場について書いておくのも良いでしょう。

 

それから、ロゴを入れる場合はライバルの動物病院のロゴを確認し、かぶらないように注意が必要です。
デザインでよくある失敗が、おしゃれにしすぎて動物病院であることがわかりにくくなってしまったといったものです。大切なのは動物病院として認識してもらうこと、興味を持ってもらうことなので、それを踏まえた上でデザインを検討しなければなりません。

 

また、看板だけを考えるのではなく、設置する周辺の雰囲気を考える必要があります。例えば、動物病院の外壁と看板の色の相性が悪くならないように注意しましょう。
反対に、周辺に溶け込みすぎてしまうカラーにすると、看板が全く目立たなくなってしまう恐れがあります。

 

デザインを決める際は、どこに設置するのかもよく考えた上でどういった看板にするのか検討が必要です。他の動物病院や、街中にある看板などを参考にしてみると良いでしょう。

製作会社へ見積もりを依頼

イメージやデザインがまとまったら、製作会社に対して見積もりを依頼します。デザインデータを用意して入稿するのと比較するとデザインを依頼したほうが高くなるため、料金についてはよく確認しておきましょう。

 

一社のみで決めるのではなく、複数社に対して見積もりを依頼することが重要です。製作会社によって料金設定が大きく異なるので、複数社に対して見積もりを依頼することによって相場がわかりやすくなります。
「相場よりも高いところに依頼してしまった」といった失敗を防ぐことが可能です。

作成・納品

依頼する会社が決まったら実際に看板を作成し、納品される形となります。納期も製作会社によって大きく異なるので、よく確認しておきましょう。

看板を作成するうえで注意しておきたいこと

動物病院が看板を作る際に注意しなければならないことがいくつかあります。

 

特に気をつけなければならないのが獣医療広告ガイドラインに関することです。広告に該当するもので集客を行う場合、ガイドラインに沿った形で作成しなければなりません。
看板のほか、テレビCMやラジオCM、新聞広告、チラシ、DM、Web広告などが広告に該当します。

 

ガイドラインによってさまざまなことが禁止されているので、よく確認が必要です。
例えば、比較広告は禁止です。比較広告とは「どこよりも専門性に自信があります」のような形で他の動物病院よりも優れていることを表すものです。

 

また「当院なら絶対安心」など、根拠に基づかない誇大広告も禁止されています。費用について記載することも禁止されているので「矯正手術○円」のように掲載するのもやめましょう。
また、医療品医療機器等法や景品表示法の対象となるものの記載も禁止です。

 

特に気をつけなければならないのが「その他」についてです。その他として他にも誤解を招く内容や事実が確認できないものに関する情報を掲載することは禁止されています。
ただ、内容が幅広く、掲載しようとしている内容が禁止されている項目にあたるのかがわからず、悩んでしまうケースも多いようです。
看板を作る場合は、先に良く獣医療広告ガイドラインを確認し、理解しておきましょう。

看板は集客に効果的

いかがだったでしょうか。動物病院の集客に役立つ看板について解説しました。看板を設置する目的や設置する上で押さえておきたいポイント、作成の流れなどをご理解いただけたかと思います。
注意点も確認しながら作成しましょう。

 

動物病院新規開業支援の有限会社ランタック