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 動物病院の内覧会とは?開催するメリットと成功のポイント 

公開日 2023.10.26 更新日 2023.10.30

動物病院の内覧会とは?開催するメリットと成功のポイント

動物病院の新規開業について検討しているのであれば、内覧会を考えてみてはいかがでしょうか。内覧会は、自院を広くアピールできる大きなチャンスです。

ですが「そもそも内覧会とは?」「どのように行うべき?」といった疑問を持っている方もいるでしょう。そこで、内覧会に興味がある方のため、内容や開催するメリット、成功のポイントなどを紹介します。

 

この記事を読むことによって、動物病院が行いたい内覧会についてわかるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

動物病院の内覧会とは?

そもそも動物病院の内覧会とは何かというと、動物病院の構造や設備といったものを公開するイベントです。ほとんどの場合、動物病院に足を運ぶのは地域の方となります。

 

地域の方々に広く動物病院について知ってもらうためにも、効果的なイベントといえるでしょう。院内を公開するのはもちろんのことを、そこで働くスタッフや獣医師とも触れ合えるのが特徴です。

 

ペットを飼っている方であれば近所に動物病院が新たにオープンするとなれば気になるでしょう。ですが、オープンしたばかりの動物病院はまだ口コミなどが集まっておらず、なかなか足を運びにくいです。
ですが、内覧会に参加すれば設備や雰囲気が分かるので、検討しやすくなります。内覧会がうまくいけば新規顧客も獲得しやすくなるはずです。

動物病院の内覧会を開くメリット

内覧会の開催によって、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。代表的なメリットは以下の4つです。

コンセプトや魅力を伝えられる

内覧会に来場してくれた方に対し、直接自院のコンセプトや魅力といったものを伝えやすくなります。これらはホームページやSNSなどでも伝えることができますが、やはり熱い思いを届けるのには対面が適しているでしょう。

 

どのようなコンセプトを持っているか、どういった魅力があるのかを見極めた上でかかりつけ医にするかどうか考える方は多いです。

 

これらを事前にきちんと考えてわかりやすく伝える準備をしておくことにより、新規開業から間もない段階でも新規顧客の獲得につなげやすくなります。もちろん、自院への魅力を伝えられるような内覧会を計画しておくことも欠かせません。

設備の充実度を直接説明できる

設備が充実している場合、それをアピールするチャンスでもあります。何をするための設備なのかもわかりやすく説明すると良いでしょう。
具体的にどういった治療が受けられるのか、どのような特徴を持った設備を導入しているのか説明する機会として適しています。

信頼性を高められる

本来であれば直接足を運ばなければ会えない獣医師やスタッフに会えるほか、内覧会では設備など細部の確認が可能です。そのため、信頼性を高めることもできます。
大切なペットを任せる動物病院ということもあり、どの飼い主も慎重に動物病院を選んでいるので、そういった方に信頼してもらえるような内覧会を開催しましょう。

経営の早期安定化を期待できる

経営の早期安定化を図るためにも内覧会が役立ちます。動物病院は数が多いため、新規顧客の獲得は簡単なことではありません。
少しずつリピーターが増えることによって徐々に売り上げは安定するケースが多いものの、内覧会を開催しておけば早い段階で新規顧客・リピーターの獲得に繋がることが期待できます。

 

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内覧会を成功させるためのポイント

内覧会は、ただ開催するだけで効果があるとはいえません。そこで、成功のポイントについて解説します。

ポイント①参加者のニーズを把握しておく

はじめに行っておきたいのが、参加者のニーズの把握です。ニーズにこたえられるような内覧会を開催することにより、来場者の満足度が高くなります。
特に「獣医師やスタッフの感じが良いところを選びたい」「治療内容が信頼できるところを選びたい」といったニーズが多いので、これらにどのようにこたえるか考えておきましょう。

ポイント②伝える内容を明確にする

内覧会で来場者に対しどのようなことを伝えるか明確にしておきます。例えば、再診の設備を導入していて設備に自信がある場合は、設備の魅力を強く伝えられるような内容にしましょう。

 

何を伝えたいのかを考えておくと、どのように伝えれば良いのか、そのためにはどういった準備が必要かも見えてきます。

ポイント③参加者と交流する

参加者と積極的に交流することをおすすめします。どれだけ設備が優れていても、獣医師やスタッフの対応が悪いようだとなかなかかかりつけ医として認定してもらえません。
適切に交流し「話しやすいスタッフだ」「信頼できる獣医師だ」と思ってもらえれば新規顧客獲得に繋がりやすくなります。

 

もちろん、対応が悪い場合は逆効果となってしまうため、注意が必要です。

ポイント④来院を促す工夫をする

内覧会に参加してそれで終わりとしてしまうのではなく、来院に繋げるための工夫が必要です。例えば、内覧会でトリミングの予約を取ってくれた方には料金を割り引くなどの対応です。

 

他にも、診察券を発行できる状態にしておき、診察券をプレゼントするのも良いでしょう。手元に診察券があれば病院の連絡先もわかりやすくなるほか、何かあった時に相談しようといった気持ちが生まれやすくなります。

 

「まずは内覧会だけ」と軽い気持ちで参加する方もいるので、強引なアプローチは行わないように注意が必要です。

ポイント⑤記念品を渡す

内覧会の印象を良くするため、何か記念品を渡すのも良いでしょう。簡単なノベルティグッズで構いません。あると便利なトートバッグや、ペット関連のグッズなどがおすすめです。
また、ハズレなしのくじ引き大会を用意するのも盛り上がりそうです。イベント性を持たせることもできるので、子ども連れのファミリーの参加率を高める効果も期待できます。

内覧会を開催する流れ

内覧会はどのような流れで開催すれば良いのでしょうか。全体的な流れを解説します。

①日時を確定する

いつ開催するのか考えましょう。土日など、人が集まりやすいタイミングを選択することが重要です。
開業日の前の土日などを選択するケースが多いといえます。時間帯については早すぎても遅すぎても足を運びにくいので、お昼前から夕方くらいまでの時間を目安にしてみてください。

②当日の内容を決める

必要な準備を進めるため、当日の内容を決めていきます。どのような形で見てもらうのか、相談会は開催するのかによっても内容が変わってくるでしょう。

 

また、セミナーなどを行う場合は、開催する日の中でもどの時間帯を選択するのか検討が必要です。お昼は来場者数が伸びない可能性があるため、午前中の早すぎない時間帯か、お昼過ぎを選択すると良いでしょう。

③宣伝する

内容が固まったら宣伝を行います。内覧会を開催することをできるだけ多くの方に知ってもらいましょう。
SNSやホームページ上の宣伝だけでは気づいてもらえません。新聞の折り込みチラシやポスティングなども活用するのがおすすめです。

 

その上でさらに詳しい情報が知りたいと検索してくれた方のため、ホームページやSNSで情報を発信すると良いでしょう。

④会場のセッティングをする

当日までに会場のセッティングを済ませておきます。チラシやポスターなど、不備なく用意しておきましょう。当日は急に雨や雪が降る可能性もあるので、傘立てなどの準備も必要です。

十分準備をして開催することが重要

いかがだったでしょうか。動物病院の内覧会について紹介しました。基本的な内容や成功させるためのポイントがご理解いただけたかと思います。
十分な準備をし、不備なく備えましょう。

 

動物病院の魅力をしっかりアピールできるような内覧会を開催することが重要です。
具体的にどうすれば良いのかわからない、開業の準備が忙しくて内覧会まで手が回らないなどありましたら、ランタックまでご相談ください。動物病院の新規開業を総合的にサポートしています。

 

動物病院新規開業支援の有限会社ランタック